まずNE比のNとはNovice(初心者)のことでEはExpert(熟練者)のことを表しています。
この初心者と熟練者の操作時間の比をとり、その比が大きければ何かしらの問題点がありうるという考え方です。
ここで重要なのはNE比分析は実時間の差をとるのではなく「比率」を出すことです。
ex)
A.熟練者が5秒でできるものを、初心者は25秒かかった。この場合の実時間差は20秒である。
B.熟練者が2秒でできるものを、初心者は16秒かかった。この場合の実時間差は14秒である。
この2つの例の場合、実時間差が20秒であるAのほうが実時間差が大きく問題があるように見えるが、実際はこの実時間差を見るのではなく比率を見る。
A NE比=5
B NE比=8
つまりNE比の大きいBの方に問題があると考える。
また比率は
[NE比=初学者/熟練者]
で比を出します。
NE比分析のおおよその目安
NE比 5倍以内=放置 5〜10倍=修正 10倍以上=放置しリニューアル時に変更
するようにするといいそうです。
エキスパートテストにおいて重要なこと
エキスパートの被験者はタスク設定に関与してはいけない。
あくまでサイトを良く知っているがタスクは知らない人間がすること。
グラフの書き方
引用:http://user-a-group.jugem.jp/?eid=13
非常にわかり易かったのでこの画像を使わせて頂きました。
ノービス平均とエキスパートの操作時間の比較
- 操作する手順の大まかなステップに分ける
- かかった時間をノービス平均とエキスパートに分けて描く
NE比のグラフ
- 操作する手順の大まかなステップに分ける
- NE比を縦軸にとる
以上がNE比分析に関して分かったことです。
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